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子供に法律について質問をされた場合

子供が法律ってどういう意味なの。
と大人に質問してきた場合、何て応えれば良いのか迷ってしまうものです。
出来る限り、子供の目線になり専門用語を使わないで説明出来ることが大切です。
まずは自分自身で、簡単に大まかな内容を理解する必要があります。
まず、なぜ法律というものが世の中にあるのか、その存在の意味を理解することが大切です。
法律は簡単に説明すると、社会のルールを定めたものといえます。
もし、ルールというものが存在しなければ、犯罪はますます増え、安全に暮らせる世の中ではなくなってしまいます。
法律は何でも勝手に決められる訳ではありません。
日本の中で一番強い法律は憲法というものです。
よって、憲法に従いながら、法律というものが決められていきます。
次に憲法と法律の違いについて説明します。
憲法と法律は、それぞれルールを定めているという点では似ていますが、異なるのは誰を対象としてルールを守って欲しいとお願いしているかです。
憲法では、国を動かしているような権力者を対象に、自分達に有利なルールではなく、ちゃんと国民を思ってルールを作って欲しいと、国民が国にお願いしている内容となっています。
反対に法律では、国民の方達も社会で生活をしていく上で、ルールを守って下さいねと国が国民に憲法に従いながら、お願いしている内容となっています。
よって憲法や法律が私達の人権や、日常生活での安全を保障してくれているといえます。

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